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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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40
「こんばんは・・・」
 男の人が裕美に話しかける。35歳くらいの・・・垢抜けた感じの人・・・さっきの川上さんって人と違ってもっと重厚な感じ。目をみてるだけで身体が震えそうな・・・・わたしをチラッと笑顔でみるけど、目が笑っていない。そのとなりにすこしぽっちゃりした女の人。わたしより年上・・・・でも、かわいい感じ・・・・それにその柔らかそうなボディ・・・男の人でなくても触りたくなるような・・・わたしと同じ格好で恥ずかしそうにしている。
「あっ・・・貴島さん・・・元気っ・・・・」
 裕美が挨拶をする。わたしも、すこし頭を下げる。
「この前は優華さんにやられましたが、今日は負けませんよ。」
「あっ・・・今日もやる?」
「この牝豚もこの前のお仕置きで懲りたでしょうから・・・ククッ」
「あぁ・・・・また・・・」
 怯えたように貴島さんを見る女の人・・・・マジで怯えてるのがわかる・・・・。
「うん、じゃあ受けて立つよ・・・」
「えっ・・・・・」
「こちらは?」
「佳奈子です・・・・」
「フフ・・・この奴隷はトン・・・豚っていう意味・・・似合ってるだろ・・・そのままだもんな。もちろん、人間の名前なんて持たない奴隷だよ・・・こいつは・・・・」
「トンです・・・よろしくお願いします。」
「じゃあ・・・100万円ってことでいいっ。」
「この前の倍ですね・・・いいでしょう。」
「じゃあ・・賭け成立。佳奈子・・・負けたらただじゃすまないよ。」
「トンも・・・わかってるよな・・フフ・・・」
 裕美と貴島がハイタッチをするように手をはじきあう。いったい何をするの?トンさんの怯えた表情から普通のことでないのはわかる。
 わたしたちはサイクルのコーナーに行く・・・・でも、普通のと違う・・・サドルから2本の黒い棒・・・それも男性器を模った・・・。
「ほら、トン・・・初めてじゃないだろ。手本を見せてやれ。」
「はい・・・・」
 トンさんは貴島さんからローションを受け取って、後ろの棒に塗り始める。そして、ボトルをわたしに渡すと、ペダルに脚をかけてサドルに跨る。そのまま・・・手で後ろのものを支えて腰を下ろしていく。
「あぁん・・・・」
 目を閉じて小さく喘ぐトンさん・・・・ある程度まで沈みこむと・・・今度は前のものに手を添える・・・・あそこの中心にあてるとまた腰をもっと沈める。身体の中に消えてしまうディルドゥ・・・・。後ろから見ると大きなおしりで結合部さえ見えなくなる。わたしもこんなことをするの。
「佳奈子・・・見てたでしょ・・・ああやるの。」
 裕美がわたしの背中を押す。わたしも見たとおりにローションを塗って・・・そしてペダルに脚を乗せる。そのまま、脚を開いて跨る。多分あそこが丸見えになったはず・・・その恥ずかしさに顔が火照りながら・・・おしりのものを中心の蕾に当てる・・・・すりゅって先が入り込む。
「はぁぁん・・・・」
 甘い声がでる。そのまま、前のもあそこに・・・・さっきからの調教で濡れきったあそこはディルドゥの先を簡単に飲み込む。そのまま腰をくねらせながら下ろすと、身体の中に2本のディルドゥが沈み込んでいく。
「あぁん・・・・はっ・・・・あぁぁ・・・・」
 前と後ろのものが擦れあう。脱力感と快感・・・・。背中がブルブルと震える。
「もう感じてるの?もたないよ・・・それじゃぁ・・・」
「あっ・・・はい・・・・」
「わかってるよね。負けたら佳奈子に払ってもらうからね。それから、恥をかかせたお仕置きかなっ。」
 理不尽なことを言う裕美・・・かってにこんなこと決めたくせに・・・・。
「5キロってことでいいかな。」
「うん、それぐらいじゃないともたないよ。こいつ。」
 バイブで感じるわたしを棒のような黒い鞭で撫でる。先っぽが平たくなっている。ネットでみた乗馬鞭だ。怯えるように身体を引くと、股間に咥えたものを感じてしまう。そのまま、さっきのインストラクターがわたしの腰をベルトで固定する。立ちこぎの姿勢になれないようになる。それから、足もペダルに固定される。トンさんもそう・・・私達はトレーニングマシンとはいえないSMの道具に囚われる。トンさんの方を見ると目があってしまう。トンさんも感じながら大丈夫っていうような微笑を浮かべる。M同士の共感みたいなものが2人の間に流れる。
「じゃあはじめるよ。鞭が当たったらスタートだよっ。」
 目の前のモニターに町の風景が映る。どこか郊外の景色のいい道。右下に数字が並ぶ・・・消費カロリーとか・・・スピードとか・・・・ほとんどは0になっている。
「よういっ・・・スタート!」
 ピシッ・・・肌が裂けるような痛み・・・・。鞭が当てられたのだ。
「きゃあああああ・・・・」
 悲鳴をあげながらこぎ始める。すごく重いペダル。そしてそれを踏み込むと、身体の中のものが動き始める。そう、中に収められたのは、ディルドゥではなく、バイブだった。動力は自分の足・・・・。ゆっくりと上下に動く。
「あっ・・・あっ・・・・」
「気に入った?でも、感じてる暇はないよ。また叩いてあげようか?スピードでるようにね。」
 足を早く動かすとバイブの動きも早くなる。
「あぁ・・・・だめっ・・・あん・・・・あん・・・・」
 裕美から目を反らすようにとなりのトンさんを見る。わたしと同じようにあえぎながらも、わたしより早くペダルを回転させる。こんなに重いペダルを・・・・。そのときのわたしは機械を裕美が操作しているなんて知らなかった。必死で快感に耐えながら、トンさんに追いつくようにがんばってペダルをこぎはじめた。
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39
 インストラクターの説明を受けて、ジムのマシンを使う。主に美容系のトレーニング・・・ヒップアップとかお腹の筋肉を鍛えるとかバストを大きくするとか、わたしのメニューは出来ている。でも、服を着てるとなんとも思わないけど、全裸でするのはすごく恥ずかしい・・・。わりと器具を跨いだり、脚をひらくのが多い・・・アソコが丸見えになる。私の周りに集まる人・・・その視線がわたしに注がれる。それにインストラクターが持っているのは・・・鞭・・・・。インストラクターじゃなくて調教師なの?黒いレオタードを着た女性・・・・その無表情な顔・・・・冷たい目・・・・美人なだけに凄みを感じる。
 今は胸を鍛えるマシーン・・・・座ったまま横にあるハンドルを持って顔の前に持ってくるという運動・・・・ハンドルを持つと胸を突き出した形になる・・・あられもない胸・・・
「ほら、、もっと脚を開いて・・・・」
 太股を鞭で開くようにして、インストラクターが言う・・・・。
「あっ・・・はい・・・・」
 脚を開く・・・そのまま手を前に持ってくる・・・かなり重い・・・・
 ガチャンと言う音を立てて元に戻す・・・・
「続けて!」
 同じ動作を続ける。ガチャン・・・ガチャン・・・・。錘が戻る音・・・・。隣ではその音がもっと早いリズムを刻む。裕美だ。彼女の身体能力の高さ。そうさっきからわたしの倍くらいのペースで同じメニューをこなしている。優華みたいに筋肉質の身体ならわかる。でもあくまで少女っぽい体型・・・・それから仕事中のとろい感じからスポーツは苦手だと思っていた。
 だんだん腕がきつくなってくる。
「遅いよ!マゾ女!」
 お腹に先の割れた鞭がお腹に・・・・パシッ・・・・乾いた音・・・・。
「あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
 腕の動きを早める。だんだんわたしのまわりにあつまって来る人が多くなる・・・。他にもトレーニングしている子いるのに・・・・。俯きながら腕を動かす。見られていることで下半身に羞恥の痺れを感じながら続ける。
「遅いっ!バカじゃないのっ。トレーニングの意味がないじゃない!」
 また胸に鞭。ブルンってゆれる胸。
「ご・・・ごめんなさい・・・・」
 でも、あんまり早く出来ない。情けない顔でインストラクターを見るだけ・・・・。
 まるで、中学の時にしていたバスケ部のトレーニングを思い出す。先輩の罵声の中のトレーニング。ちゃんとしてないと竹刀で叩かれる。そんな過去がフラッシュバックする。わたしの前に立った先輩の目がだんだんサディスティックになってくるのがわかっていた。
「ほら、佳奈子・・ちょっと可愛いからって調子に乗ってんじゃねぇよ。これくらいのこともできないの?」
 罵声をかけられながら、トレーニングをしていた。でも、不思議とトレーニング以外では先輩も優しかった。わたしの胸をもんだり、抱きついたり、ふざけあうこともあった。そんなことが思い出される。
 自分がSの人を集める蜜を出しているような気がする。若いころもよく誘われた。愛人契約をしたら月100万って言う人もいた。でも、その意味ってわからなかった。それは奴隷になること。そうだったんだと思う。そのころ・・・今みたいにSMというものを知っていたら、たぶん地獄に落ちていたと思う。そうして堕ちて行った子もたくさんいた。でも、わたしは心の繋がりを大事にした。遊んでいるように見えて、いままで全てを任せた男性は3人・・・でも付き合えば付き合うほど彼らの薄っぺらな部分が気になった。恋より友達を大事にした。そして自然消滅・・・・。もう恋とか愛とかを信じられなかった。自分が鎧を着ているのがわかった。ジャンヌダルクのように。そしてこれから・・・地獄の炎に焼かれるのだ。裕美という魔女の炎に。
 まわりにいる人達・・・Sの人は欲情的なまなざしを向ける。そして、Mの人は羨望のまなざし。その中で鞭で奴隷のように叩かれながらトレーニングを続ける。

 ジムのメニューが終わり、カーペットの床に座らされる。裕美もそこでストレッチを始める。脚を出来るだけ開く・・・・あんまり身体固いことはないけど・・・・裕美みたいにはいかない・・・その体操選手のような柔軟な身体の横で脚を広げる。インストラクターその脚を両足で抑えたまま・・・わたしの背中を押す。うぅ・・・痛い・・・・股関節の筋が引っ張られて・・・・・。その痛みを知らずに背中はゆっくりと押し込まれる。
「いっ・・・痛いです・・・・」
「まだまだよ・・・・」
「あっ・・・切れちゃう・・・・あぁ・・・・。」
 ぎゅっと体重がかけられる。そのまま、インストラクターは細い指でクリットをつまむ。
「あうっ!・・・はああぁぁんっ!!」
「フフ・・・ヌルヌルじゃない?」
「あふぅん・・ごめんなさい・・・・」
「トレーニングでこんなに発情してるなんて恥ずかしい子・・・・クスッ・・・・」
 カーペットに蜜が垂れる。
「きもちいいの・・・うん・・・いいのよ・・・気持ちいいって言っても・・・・」
 女の声が鼻にかかる。とろんとした目でわたしを見下ろす。わたしは情けない開脚のまま、仔犬のような怯えた目で女の人を見つめることしか出来なかった。
 
やみさまより投稿小説をいただきました・・・・
それで、すごかったから許可を得て載せさせてもらいました。
なんかわたしの小説がすごい小説に・・・・
デティールの細かさ・・・・すごいと思いました・・・・
やっぱいきあたりばったりに描いてたらだめなんだ・・・
みたいに思いました・・・・
また違った感じのONE NIGHT お楽しみください(*^-^)

          悪夢☆
 
(やみさまからいただいたONE NIGHT STORIES 2ND SEASONのサイドストーリーです。場所は悪海さまの家に帰るタクシーの中です・・・)

タクシーの窓から見える光景がいつの間にか変わっていた。
スピードは60?/h位だろうか、標識もない閑散とした道路をひた走っている。
『成宮城(なみぎ)へ』
黒田佳奈子はそこがどういう所かは知っていた。
金持ち…いや大金持ちでないと住めない超高級住宅街。だいぶ離れた隣町の山の手…
まるでアメリカかオーストラリアか?という日本という島国の中にあってはならない土地の使われ方をしている場所。
普通のサラリーマンでなくとも一般企業の重役レベルでも無理だろう…そういうクラスの人々が住まう場所。
『斉藤』さんの口から何気なく出された言葉にショックを受けた。
『斉藤家』というものの凄まじい財力に恐怖を感じた。
だから…その『斉藤』さんならぬ『悪海』様より『お願い』されたとき、その意味が分からなかった。
今着ているくたびれたロゴTシャツですら2万円・・・スカートにいたっては高級ラムスキンだか何だか知らないが10万円もする代物。
確かに今まで働いて貯めたお金の総額は500万円位にはなるかもしれない。その僅かの蓄えを元本保証型の投資信託に預けてちょっとでも増やそうとしている。
『斉藤』さんの所持するゴールドカードでは一括で余裕で動かされる金額。
でも、直ぐにその真意に気付かされた。相手の要求はその額ではないこと。多かろうが少なかろうが全て取り上げる…そういうことに。
所持金が無ければきょう日、何も出来ない。あらゆる交通機関の利用も、喉が渇いても自動販売機で缶ジュースを買うことすら出来ない。電話すらできない。
すなわち、移動の手段と欲求の充足を諦めなければならなくなる。いついかなるときも『斉藤』さんにお願いしなくてはならなくなるということ。依存しなくては生活が出来なくなるということ。
黒田佳奈子は聡明な女性であったことも災いした。銀行の通帳の暗証番号からカードの番号まで全部で10近くあるそれを全て正確に暗記していた。
「ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・・・・・」
記憶が怪しくなってきたら、『悪海』様は記憶が明瞭になるようにお手伝いした。
形良く弾力のある胸そのものとその先端の神経の集中している所に穿ち取り付けられたリングを指に引っ掛けたりして遊んでいた左手を抜き取って自分の手提げのバッグ…それはプラダの薄いピンクの地にピンクの楕円形でロゴが型押しされているいかにもカワイイといったもののファスナーを開いて少しも可愛くないものの束を取り出して美女の鼻先に突き出した。それは、いつぞや見せられたあの写真の束だった。
すなわち、『美月』の痴態の収められた写真をタクシーの窓から1枚ずつばら撒くと脅した。そして、それがただの脅しでない証拠にとりあえず顔の映っていない(代わりに性器と肛門がばっちり写っていた)ものを窓から1枚投げ捨てた。
それはしばらく風に舞い何処とも知れず飛び去って視界より消えた。
『次は顔が写っているのにするから』耳元でそう囁く。残酷で冷淡な声音。ほんの僅かの抵抗の意思すら根こそぎにして消してしまう。そうしておきながら右手の指遣いは一瞬の停止もさせない。
思わず涙ぐみ半泣き状態の美女の涙を舌で掬い取る『悪海』様はまさにイタズラ好きで残酷な小悪魔そのものだった。
携帯電話の入力はパソコンと違い入力がややこしい上に変換を度々しなくてはならない。右手1本のたどたどしい手つきは日頃携帯メールを数秒間で入力送信する同一人物の『黒田主任』の指遣いと全く違っていた。
「あ・・・うっ、ど・・・」
『どうしてかって…?決まっているじゃない。佳奈子を飼う為よ。も・ち・ろ・ん、選択権はあげる…。ここで、調教を再開して欲しいなら今は聞かないでいてあげる。素っ裸になってもらう…せっかく着けてあげた素敵なアクセサリー隠すのもったいないよね。でも、それが嫌なら…』
そう耳元で囁かれた黒田佳奈子は半分くらい入力していた携帯を一旦閉じて右脇に置きのろのろと上着を脱ぐために手を交差させてそれぞれの裾に手を当てようとした。
『ちょっと、佳奈子!何考えてんのよ。わたしの言う事に素直に従いなさい。こんなところで脱ぐなんて!わたしが命令もしていないのに・・・なんて恥知らずなの!』
一体、相手に何を言われたのかキョトンとした顔で、次いで意味が分からないというような途方にくれた幼い少女のような目で…それはまさに庇護を求める目。弱々しげな目を『悪海』様へ向けるのだった。
かつて『黒田佳奈子』が演じた『美月』と目前の女性の姿がオーバーラップする。
『ごめん、ちょっといいすぎちゃった。佳奈子は携帯へ残りの分を入力して。あともう少しで着くと思うから…』
『作業は止めずに聞いて。わたしはね、貴女を飼いたいの。販売の買うじゃないわ、飼育の飼う…どういうことか理解できる?』
『まぁ、こちらも最初から理解できるとは思ってないけど…。飼われるという意味のことよ。』
『通常はねお妾さん…囲われ者ともいうわね、『飼われる人』の有名な例。ヤクザや金持ちに生活の面倒…主に金銭面ね…をみてもらう女の人のこと』
『…その代わり、命以外…時には命ですら支配される。主人の命令には絶対服従で不服従や遂行の不首尾の場合は厳しい罰が与えられるの。逃げる事も誰かに助けを求める事もできない。』
『現代版の奴隷ね。飼われると言う事は主人に隷属する事。絶対服従の掟と気分次第の主人の罰を甘受して不服も文句も言えない常態に置かれるという事。また常に主人の寵愛を得られるよう腐心しなくてはいけない。』
『でも、わたしはそんなに酷いご主人様になる気はないから…素直で良い子にしていたらご褒美もあげるつもり…』
『それに、わたし的に『黒田』主任と『斉藤』さんの関係は気に入っているの。出社してから退社する5時まではマトモなニンゲンでいさせてあげる。それ以外は奴隷だよ。』
恋人が相手に睦言を紡ぐように、相手の耳元に毒を孕んだおぞましい言葉を囁きかけた。
佳奈子の愛液で濡れまくった右手をTシャツでふき取りながら布地の上から胸を揉む。
切なげに悲しげな嗚咽に混じるかすかな悦虐の喘ぎ声。
聞きたくない言葉、知りたくない物、それらが精神を汚染していくのが分かる。背中側にもう一本の手が回され、撫で回される。
『主任、逃げちゃダメだよ。目の前から消えたら・・・絶対どこまでも追いかけて見つけるから。そのときは絶対逃げられないように手足をちょん切るかも。』
…そこには生命の尊厳とか生まれながらの平等(実際幻想だが)や基本的人権といった日本国民が持っているとされている権利が全て無視されていた。
あらゆる自由を奪われ、言い成りになるしかなく、下される罰に戦々恐々しながら主人の顔色を伺う…そういう境遇にさせようと相手は言っているのだ。
許されざる酷い事をされているという認識は黒田佳奈子の心のどこかにある。・・・嫌だ誰か助けて怖いお願い・・・拒絶の心
でも、どこか甘美に感じる部分があった。認めたくはないが妖精じみた女性に隷属して思う存分辱められてみたい・・・もっと、めちゃくちゃにして、身も心も貴女に捧げます・・・受諾の心
もはや、彼女は自分がどちらを本当に望んでいるのか分からなくなりかけていた。
覚めない悪夢のようなおぞましく狂った正気とは思えない思考と被虐を期待する浅ましきマゾヒストの欲望が反応し、いまや嬲られてもいない身体の最奥から歓喜の液体が吐出されるのを感じるのだった。


 
(やみさまより ONE NIGHT STORIES 2ND SEASONのサイドストーリーをいただきました)
時間的には32章の終わり頃から。
タクシーの中より。
身も心もボロボロの『黒田佳奈子』が身に纏うのは素裸に直接マイクロミニの黒レザーのスカート、白色だったTシャツは皺がよって泥とホコリや汚液で所々がしみになっておりボロ布と化してはいるがかろうじて上半身を覆ってはいる。
対し『悪海』様はガーリーな姿。22歳という年齢の女性が着るのは少しイタタなエロカワ系。上は腰丈のピンクのキャミソールに薄いブラックオーガンジー生地のシースルーカーディガン、下は白にピンクのチェックの入ったレースで縁がかがられているフェミニンでふりふりのスカート。黒のオーバーニーソックスで足元は銀色のローファーといういでたち。

タクシーの運転手は中年だった。いかにも訳在りといった感じの若くキレイな女の子と美人の幾分憔悴気味の女性に対し興味津々だった。
時刻は11時を回っている。今日日の若者にとってその時間は深夜とは言わない。しかし、女性二人きりでこんなに夜遅くまで何をしていたのかが気になった。
「アンタの名前と会社の名前は覚えたから、黙ってお仕事に徹しなさい。余計な詮索すると…不幸になるかも。」
最初にそのキレイな女の子が彼女達の行く先を告げた後、そうクギを刺していなかったら思わず心の内を口に出していただろう。
『何だか、訳あり風だねえ。何かあったのかい?』と
年齢に似合わない人を恫喝することに慣れた目線と態度と口調だった。傍目には脅しているようにすら聞えない。
当事者にして初めて伝わる。警告と危険信号、関わるな!この相手はヤバイ・・・と。
思わずルームミラーを見ると年の若い方がもう一方へじゃれているかのような光景が目にはいる。
自分から見て右手側に年上の女性…ドアの方に身を寄せて目を瞑って微かに顎を反らして唇は半開き、生唾ごっくんの色っぽさ…かすかに喘ぎ声をあげているようだ…
中央より右側、フリフリのスカートを相手の太腿に押し付けるというより半ば乗っかった状態で右側の腰を相手の脇腹に当てている。見えるのは若い方の娘の背中ばかり…
死角だが右手は超ミニのスカートの中に左手はTシャツの裾から入り込みどうやら胸をまさぐっているらしい。
女同士で何をしているのか?と思わず目を凝らそうとすると、くるりと相手の頭がこちらを向いた。その冷え冷えとした怒りを秘めた瞳とこちらの目線がぶつかり慌ててルームミラーの角度を変えて今後は見えないようにする。
しかし、目には見えないが耳は正常に働いており至近距離での音はいやがうえにも聞えてくる。声と湿った生肉を壺に入れてそこに手を入れて掻き回すときの粘液質な音。
キレイな女の子が年上の女性の方に
耳元で睦言を囁くように。
『佳奈子…教えて。今住んでるアパートの住所と持っている全ての預金通帳と実印の在り処とクレジットカードの暗証番号。保険証に免許証は…わたしに頂戴ね。宝物にするから…携帯電話持ってるでしょ、それに入力してわたしに頂戴。』
「あ・・・うっ、ど・・・」
『どうしてかって…?決まっているじゃない。佳奈子を飼う為よ。も・ち・ろ・ん、選択権はあげる…。ここで、調教を再開して欲しいなら今は聞かないでいてあげる。素っ裸になってもらう…せっかく着けてあげた素敵なアクセサリー隠すのもったいないよね。でも、それが嫌なら…』
とても32歳には見えない美貌が歪む。屈辱と悲しみと…こんなときでさえ相手の指遣いに感じて愛液を溢して濡れる己が身体の浅ましさ、被虐の毒が全身に回って何を言われても何を聞かれてもそれがどれほど嫌な事であってもそれが何より重要なものであり後からは取り返しの付かないものであったとしても…従うしかない。相手の望むとおりに振舞うだけ…。のろのろとTシャツの裾に手を掛ける。
でも、どうやらこの選択は相手のお気に召したものではなかったらしい。
『ちょっと、佳奈子!何考えてんのよ。わたしの言う事に素直に従いなさい。こんなところで脱ぐなんて!わたしが命令もしていないのに・・・なんて恥知らずなの!』
「ち・・・、・・こ!なに・・・・よ。わた・・いう・ すなお・・・さい!こん・・・・でぬぐ・・て・・・しがめいれい・・・ない・・・・な・・はじ・・・の!」
囁き声が所々運転手の耳に入った。全く意味不明な言葉の羅列であった。
彼は混乱した。興味はあったが係わり合いは避けたほうがいいのは最初の一件で学習済みだった。
一体何が起こっているのか分からなかったから、聞いても聞かぬ振りをしようと改めて決心した。
後ろを振返りもせず一言も口にしなかった。そしてそれは全くもって正しい対処の仕方であった。
夜の街はイルミネーションと他のクルマのヘッドライトで明るかった。虚飾と退廃の気配を一時のけばけばしい電飾がどぎつく彩る。
街の中を徘徊する人々のファッションも様々な色彩に紛れて個性を失う。金と欲望と暴力と非道の闇と愛と歓喜と快楽に、正気を失った者達がしばらく主役。
クルマは街を離れていく。対向車もまばらな超高級住宅街。通常なら足を踏み入れる事はまずない。
歩いて回れるところではないからだ。部外者を徹底して拒んでいる雰囲気はそこにいるだけで息苦しくなるほど…。
住宅街といっても、いわゆる犇めき合って一戸建てが集まっているものではない。
高い塀と堅牢な門、最新のセキュリティの導入された不審者監視システムは360度死角はない。皆が皆、邸宅と呼べる豪邸が広大な敷地を占領して建てられている。
何しろ、門から歩いて邸宅に入ろうとするならば優に15分は掛かるものばかり。庭というより公園(部外者立ち入り禁止だが)というべきものが専用のお抱え庭師の手入れで一分の隙もなく整えられている。
500メートルプールとか乗馬場にゴルフ場とかが庭にある風景…それも個人所有。想像を絶する光景だ。でも、そこはそういうところだ。
だから、斉藤裕美は邸宅の行き帰りはクルマだった。至極当然の事だ。ただし、圧倒的に自ら運転する方が多かった。

それは、狩猟者だから。狩る者、獲物を見つけて狩り立てて自分のものにするゲームが殊の外お気に入りだった。
相手は適当に選ばれる。恋人同士とか夫婦とか未成年だとか…そのような倫理に縛られる事なく相手の都合などお構いなしに…ゲームは繰り返されていた。
非情で残酷で甘美なゲーム。クリア条件は相手が落ちること。即ち、自分の物にした時点で終了。
愛を囁かれ、身体の芯を蕩かされ、精神が屈服した状態になれば…それがゲームオーバー。

「なかなか良かったわ。貴女、124番。しっかり覚えておくのよ。メールで連絡することあるかもしれないから…124番だからね。逃げようなんて思わないでね、写真あるしね。悪いようにはしないから…」

十分に既に悪い事をしまくった後に、獲物に止めを刺すのを忘れない。一旦自分の物になった証明に女性をナンバリング、そうして手放しても目に見えない鎖で相手を繋ぎとめていつか自分の好きなときに手に入れられるよう放し飼い。
斉藤裕美が男だったら、史上最悪最強のヒモになっただろう。
『悪海』様というより『悪魔』様というべき精神の持ち主ではある。

では、なぜに彼女は一企業のしがないコールセンターに務めているのか…。金ならば一生遊んで暮せる程もある。喜んでだか仕方無しにか自分のものになろうとする女性も大勢いる。同世代から一回りも二回りも選り取り見取り。
そこには1人の女性の面影がある。
おそらくは彼女が救ってくれた。どうしようもない甘ったれた自己中心的で自信過剰で尊大で平気で他人を傷つける…与える愛も受ける愛も知らない最悪の病んで歪んだ精神を。
何でも与えられる環境、叱ってくれる者のいない人間関係、真の愛情の不在の家庭・・・それらが怪物を生み出す。
他人の痛みに鈍感で暴虐無尽でいて甘ったれたその態度を叱って…初めての暴力、平手打ち・・・頬がカッと熱くなって痛みは暫らくしてからやってきた。
泣きたいのはこっちなのに何故か打った本人が涙を流していた。『ごめんね、ごめん。けど、わかって。痛みというのは相互に伝わるものなの、他人の痛みを感じなくなったら、心が死ぬってことなのよ!』
そのときは何を言われているのか分からなかった。多分現在も…完全には理解していないと思う。しかし、その言葉は斉藤裕美を怪物から人間へ戻した魔法の言葉だった。

通常、彼女の狩りは短期間で決着がつく。
今まで一番長く掛かったのが現在のお気に入り『優華』で1年半。お気に入りというより特別だった。名前も彼女が与えた。
苦労したがそれに見合うだけの獲物だった。
そして今、2年…短大を卒業後、就職活動の真似事で、『狩り』の下見も兼ねての職場見学・・・で見初めた。瞬間『狩り』などどうでも良くなった。凛として麗、そこに在る奇跡。大袈裟でも何でもなく一目惚れだった。
紺色のブレザーに同色の膝丈スカート…ダサい恰好の筈なのに、ストッキングに包まれた脚の美しさ、くびれた腰にグラマラスな胸…それでいて知的でクールな美貌。髪は派手過ぎない程度に明るくカラーリングされている。
迷いもせずに入社した。彼女がコールセンターの主任ということが分かっていたし、新入社員の募集後の配属先がそこだったから。
その気になれば、誰よりも仕事を正確に素早くこなす自信があったが、しばらく様子を見る事にした。
そして、分かったことは…あまり主任は他の同僚に好かれていないということ。主任の性格は暗くはないが几帳面で、責任感が強くて、必要であればそれが相手の耳に痛いことでもも口にする。主任に今のところ男っ気がない事など。
最初のころは見ているだけで、一緒に仕事をしているだけで幸せだった。しかし感情とはエスカレートするもの。
主任に悪い虫が付かない…オスメス関係なく…ようにしておこう。主任のことはわたしが守ってあげよう!と心に誓うのにそう時間は掛からなかった。本心はただの独り占めがしたかっただけなのであるが…
人心掌握などお手の物、あることない事ない事ない事、メールなどで情報を交換して徐々に孤立させていく…。

そんなある日、久々のハントを彼女は行った。
相手は瑯たけた美女。会社帰りか…誰かと待ち合わせ。アンニュイな仕草が大人の落ち着いた女性を感じさせる。左唇の脇にあるほくろが色っぽい。
クリームベージュのタイトなスーツ、サングラスを掛け時折フレームにかかる前髪をかき上げる。
見るからに男性との待ち合わせ…。最初はちょっかいを掛けるだけの気持ちで近寄っていく。
「悪海さん?あなたを待っていたわ…」
相手が、『狩り』の時の自分の名前を知っているのに驚いたが、自分を待っていたという言葉の方がよっぽど気になった。
「人違いじゃない?待ち合わせなんてしてないわ」
それがブラックローズ『真由美』とハンター『悪海』の出会い。
この出会いが元で、二人は心を通わせる。
『悪海』は『真由美』に『主任』の話をする。
『悪海さんにそれほど思われる『主任』さんに少し妬けちゃう。頑張って、応援するね』
ブラックローズというグループに属する事になった『悪海』はその後『狩り』を控えるようになる。
ただし、それは本命を本格的に攻略しようと決心したからに他ならない。
そして今、『狩り』は大詰め。
彼女の『狩り』は城攻めに例えると分かりやすい。ただし、通常はここまで徹底しない。手加減を加え相手の心を手に入れる。大抵は?を飛ばして?にいく。身体を所有するのは何かと面倒で手間だったから。
?お城の外堀を埋める。
それは、写真や言葉による脅しで精神的な抵抗力を奪い、被虐の泥沼に足を踏み入らせて自暴自虐・自縄自縛状態の精神状態にさせる。
?お城の内堀を埋める。
それは、所持金全てを没収。携帯電話を取り上げる。身分証明証を取り上げて誰に助けを求めてもそれが物理的に不可能な状態にする。
?城門をこじ開けて本丸目指して一気呵成に攻めあがる。
庇護が無ければ何も出来ない境遇を認識させ、精神的に屈服させる。
?落城。
身も心も隷属させる。
GAME OVER
現在は?の段階だった。後編に続く・・・
 
38
 裕美は街を歩き回る。妖精のように・・・。その後ろにつき従うわたし・・・。いやでも視線を集めてしまう・・・。短いスカートを引っ張りながら歩く。また昨日のように・・・。昨日のことが頭の中に蘇る。
「今日はフィットネスの日なの。」
「はい・・・・」
「佳奈子も会員に入っといたからね。」
「えっ・・・・」
「ちゃんとスタイル保ってねっ。わたし、綺麗じゃない奴隷きらいなの。」
「あぁ・・・・・」
「メニューも特別なの作ってもらうから・・マゾ用のね・・・」
 悪魔の微笑みを浮かべる。ただのフィットネスじゃない・・・。直感的に感じる。そして、裕美は大理石で光るビルに入っていく。なんか高級そう・・・・。わたしもその後につき従う。中にエレベータ・・・・2基ある・・・・そのひとつにはVIP専用の文字。そのエレベーターに乗り込む。ノンストップであがっていくエレベーター・・・そう最上階のランプしかない。そして、ドアが開く・・・・そこには豪華なラウンジが広がっていた。

 その中には何人かの男女が休んでいる。一様になんかセレブっぽい雰囲気を持っている。奥にいる女の人・・・・なんかテレビでみたような・・・・。そんな雰囲気に圧倒される。でも裕美は慣れたそぶりでフロントに行く。
「いらっしゃいませ。斉藤様・・・」
 黒いスーツの女の人が頭を下げる。
「こちらは?」
「あっ・・・新しい奴隷・・・・電話してあるよ・・・」
「はい・・・」
 書類をめくる女性・・・
「失礼しました・・・黒田佳奈子さんですね・・・・」
「うん・・・・」
 フロントにリストバンドタイプの鍵・・・・それから首輪みたいなもの・・・・。
「佳奈子はこっち・・・・」
 首輪の方がわたしに渡される・・・・。そして更衣室に向かう・・・・。裕美専用のロッカー・・その横のロッカーがあてがわれる。裕美はピンクの光る生地のレオタード・・・・そしてわたしのロッカーには何もない・・・・裕美を横目で見る。
「何してるの?」
「えっ・・・はい・・・服・・・なくって・・・」
「何いってるの・・・奴隷は裸だよ・・・」
「あぁ・・・・・」
「あったり前じゃん・・・・首輪あるでしょ・・・早く着替えなよ・・・」
 裕美の言葉に呆然としながら服を脱ぎ始める・・・・
 カーディガン・・・ワンピを脱ぐ・・・・それからガーターベルトからストッキングを外して・・・片足づつ剥がしていく・・・最後にベルトを取って・・・全裸になる・・・首に首輪を当て髪の毛を掻きあげる・・・そして後ろで金具を止める・・・黒くておしゃれな感じ・・・チョーカーっぽい・・・・そういう首輪だった・・・・。
「やっぱ奴隷には首輪だね・・・・いくよ・・・・」
 裕美はそのまま・・・・更衣室の出口に・・・更衣室で着替えている何人かがわたしをジロッと見る・・・・。わたしのように首輪だけの子もいる・・・・。わたしは手で身体を隠しながら更衣室をでる・・・・。更衣室の中は同性だけだけど・・・表にでると男性の視線が絡みつく・・・・。ジュンとしたものがあふれてくる・・・・。
「こんばんは・・・裕美・・・・・」
「あっ・・・川上さん・・・・」
 40歳くらいの男の人・・・・浅黒い顔・・・・なんかちょっと悪っぽくて年齢相応のかっこよさ・・・・首に金の太い鎖・・・・・。
「また新しい奴隷なんだ。」
「うん・・・美人でしょ・・・・」
「ハハ・・・裕美の連れてくる子は本当に可愛い子ばっかりだね。」
「うん・・・でも佳奈子はやっと手に入れたの・・・・まえから狙ってて・・・・」
「そうなんだ。すごい美人だもんな。」
 ジロジロとわたしの身体を這う視線・・・おしりに・・・腰に・・・そして胸・・・。
「今度貸してくれない・・・・あれを貸すからさ・・・」
 指でソファーに座っている女性を指す・・・・。わたしと同じように首輪だけ・・・ベージューの長いストレートヘヤー・・・・すごく若い感じの子・・・・・。
「うん・・・考えとく・・・・」
「この前の優華って子でもいいからさ。」
「フフ・・・あの子もわたしのお気に入りなの・・・・」
 嬉しそうに笑う裕美・・・・自分のペットを褒められたみたいに・・・・。
「じゃあ・・・またねっ・・・・」
 裕美はそういうとマシーンの置いてあるほうへわたしを誘った。さっきの子のわたしと同じような胸のピアスの鈍い光がわたしの目に焼きつくように残った。
 
37
 もうすぐ5時。会社では、裕美は普通に振舞う。わたしも仕事にスイッチが入ると昨日のことが嘘のように思える。でも、下着をつけてないことが、それが現実であることを思い出させる。今日は仕事にならないと思ってたけど、やっぱ身体が仕事を覚えている。でも、もうすぐ終業時間・・・・。また奴隷に戻る時間だ。
 裕美が、目で合図を送る。そろそろSモードなの?わたしは弱々しげな視線を向ける。
 時間が来て片付け始める裕美・・・・わたしもそれを見て慌てて片付ける。更衣室に向かう裕美・・・・わたしもすこし遅れて更衣室に向かう・・・・。
 裕美は友達と話しながら着替えている。
 その横をすり抜けて、自分のロッカーに向かう。一番壁際のロッカーだった。下着を着けてないからここで着替えるわけには行かない。朝も服を持っていってトイレで着替えた。
 ロッカーを開けて服を取り出す。優華さんに借りた服・・・黒のランジェリーワンピだった。でも、タダでさえスカートが短いのにワンサイズ小さい・・・・それと白いカーディガン・・・。抱えるようにしてトイレに向かおうとする。ポンと後ろから肩を叩かれる。
ビクンとして振り返る。
「どこ行くんですか?」
「えっ・・・・」
 裕美が意地悪そうに笑っている。
「でも・・・」
「ここで着替えるの・・・命令だよ・・・」
 背伸びして耳元で言う。
「あっ・・・はい・・・」
 ささやくように言って、ドアの影に隠れる。
「あっ・・・沙也香・・・・わたし佳奈子先輩と話あるから先帰ってて・・・」
「うん・・・でも最近付き合い悪いよ!」
「ゴメン、今度おごるから・・・・」
「うん・・わかったよ・・・どうせこの後、彼氏でしょ・・・あぁあ・・・ふられちゃったなぁ・・・じゃあバイバイ。」
 裕美がこっちに向き直る。
「早くきがえなよ・・・マゾ!」
「あぁ・・・だめ・・・こんなところで・・・もし見られたら・・・」
 ドキドキしながら・・・
「命令が聞けないの?」
「ぅん・・・・」
 あきらめたように制服を脱ぐ。ドアの影に隠れるようにして・・・・。ブラウスを脱いだだけで上半身が裸になる。そして、すぐにワンピをとる・・・それを着てからスカートを脱ごうとする。
「だめっ・・裸になってから・・・」
「あぁん・・・許して・・・」
「もたお仕置きされたいの?」
「あぁ・・ごめんなさい・・・」
 スカートに手をかける・・・そして下に落とす。それだけでガーターベルトとストッキングだけになる。
「よしっ・・っていったら着ていいよ。」
「えっ・・・・」
 更衣室にまだ人がたくさんいる。メイクを直したり、談笑をしたり・・・。そんな中で全裸のわたし・・・・息苦しいほどドキドキする・・・・。
「感じてるんでしょ・・・ほらアソコ見せて・・・」
 ドアの影で脚を開く・・・・裕美が意地悪そうに微笑む・・・
「もうヌルヌルじゃん・・・」
 裕美の指があそこに触れる・・・・。声が出そうになるのを堪える・・・・
「ほら・・・これ入れたら・・・服きていいよ・・・」
「あっ・・・・」
 裕美の手に握られたローター・・・・それを受け取って自分であそこに沈める。ニュルンってそれを飲み込む・・・・。裕美の顔を見ながら服を着る。やっぱり短いスカート・・・それに生地も薄い。ロッカーを閉めると、残っている子たちの視線を感じる。いつもと違う格好・・・・それも若い子でも着ないような露出度の高い服。わたしは、俯きながら足早に更衣室を抜け、裕美といっしょのエレベーターに滑り込んだ。

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